----- 四季 -----

 
あなたと 知り合って

暖かい空気に 包まれた

 
かちかちに固まった

わたしの凍土のような こころは

ゆっくりと ゆっくりと

柔らかくなった

 
いつしか熱い情熱が 燃え上がり

二人は真夏の太陽の下

じりじり焦がされて

南の国の家の中

 
香料のしみわたる

けだるい空気は

時を忘れ 現(うつつ)を抜かす

このまま 夢の中を彷徨(さまよ)おう

 
夕暮れの 物売りの声

船が水路を行き交う音

徐々に現実に覚醒していく

 
幼い頃の思い出

 
さぁ 眼を醒ましなさい

原点に戻ろう

 
おおきくなったら

あなたは 何がしたかった?

わたしは 何をしたかった?

 
もう一度確立しよう

あなたを わたしを

 
誰でもないあなた自身と

誰でもないわたし自身

 
ほかの誰をもが責任を負わない

自分自身の人生

 
枯れ葉舞い散る秋

収穫の秋

 
凍える冬

新しい芽を抱く冬

 
どちらを迎えるかは自分次第

20010109