--- 唯一の恋(11月1日) ---

誕生花は
花梨

花言葉は
唯一の恋

 愛と美の女神アフロディーテ(ヴィーナス)の聖花のひとつが花梨(カリン)です。
彼女の仕事は 恋をしたりさせたりですので
火と鍛冶の神ヘパイストスと結婚した後も いろいろな恋をします。
ヘパイストスは醜男であったし アフロディーテはゼウスから押し付けられた妻であったので
アフロディーテが他の男と恋をしても 彼女の仕事として認め嫉妬もしませんでした。
ところが アフロディーテはヘパイストスの内面に恋をしていて 夫に嫉妬して欲しかったのです。
ヘパイストスも アフロディーテが結婚する前から関係があったアレスだけは気に入りませんでした。
あるとき ヘパイストスは鍛冶の腕をいかし 仕掛けを作りアフロディーテとアレスの
逢瀬の現場を捕らえて オリンポスの神々の見世物にします。
アレスと アフロディーテは 大変な恥をかいたのは同じなのですが
アフロディーテは 夫のヘパイストスが嫉妬してくれたことに大満足で一件落着。
 この事件の後も あいかわらずアフロディーテは お仕事の恋をあちこちでするのですが
恋が終わるごとに キュプロス島のパポスへ行き、沐浴をすると 成熟一歩手前の処女になり
夫ヘパイストスの元に戻り 夫婦仲良く暮らしたのでした。
 恋多き女神アフロディーテの聖花「カリン」の花言葉「唯一の恋」とは
こんなことからきているのかもしれません。

 なんとも都合のいいお話という気もしますが
世間一般の良識に反することではありますが 実際に愛を売るお仕事というものもあるわけで
そういうお仕事をしていらっしゃるかたや その恋人というのは
アフロディーテと ヘパイストスのような関係なのかもしれません。
 お仕事ではなくても 家庭と外での恋のありかたというものが
違うということなのかもしれません。

2001.11.1