11月10日

誕生花:ハイビスカス

花言葉:私はあなたを信じます


photo by hana

 ハイビスカスの原産地は中国南部で
別名を「仏桑花(ぶっそうげ)」と言います。
漢名の「扶桑」に「花」をつけて 「扶桑花」と名づけたのが
変化して「仏桑花」になったそうです。
 昔 中国で日本のことを 扶桑と呼んだそうです。原産地は中国なのに
なぜ わざわざ「扶桑」という日本を表す名前なのでしょう。
それは きっと 太陽と関係があるのではないのかなと思います。
太陽のような赤い花。その花は 太陽の生まれる東の国に咲く花に違いない
と 思っても不思議はないですね。
 東洋でも西洋でも 東には楽園がありそこには神が住み 神木があり
西には あの世があるという考えは 同じ起源なのかもしれませんが
違う起源であっても 太陽が生まれるところに神がいて
太陽が沈むところには 全ての生命が終ったあとに行く所というのが
地球が誕生した時から 太陽に守られているという
考えがあるのではないのかなと思います。
 太陽を神聖なものと考えた 古代信仰からなのかもしれませんが
ヒンズー教では このハイビスカスをとても神聖なものとしていて
儀式の時に用いるそうです。
バリでも神に捧げられる花だそうです。 日本でも ハイビスカスが育ちやすいところでは
仏壇に供えられる花だそうです。
 こんなふうに 信仰に関係ある花ですので 花言葉が「わたしはあなたを信じます」
なのかもしれません。

 神とは見えないもの それを信じるというのは難しいものかもしれません。
旧約聖書を読んでいますと 神と人間の試しあいのような気がしてしまうのですが
神はその存在を示すために 奇跡をたびたび起こし 疑い深い人間を信じさせようとします。
信仰とは 何をしてくれるから信じるとか 何をするから何をしてくださいという
神との取引ではなく 自分の生きる上でのよりどころであり
自分で自分を許せないほどの罪を 唯一許してくれるものだと わたしは思うのです。
自分の心の中に それがあれば 対象は偶像であっても 真理を書いた書物であっても
それが神なのではないのかな と思うのです。

 お経を少しかじってみますと 全部漢字で書かれていて解釈を読まないと
意味がわからないものから 読んだだけで簡単に意味のわかるものがあります。
それはなぜなのでしょう 今でこそ日本人はほとんどが文字を読めますが
昔はそうではありませんでした その読めない人にも 食べて生きることだけに
精一杯の人にも 人はなぜ生きるのか どのように生きるべきか を考えさせること
考えることができない人には 具体的な例をあげて 実行させる。
それによって よりよい世の中になっていくことを目指していたのだと思います。
全ての宗教が 同じような流れをもっていたのだと思います。
一部の人にしかわからない哲学を 底辺の人々にまで浸透させるために
書物を読まなくても むずかしいことが考えられなくても 具体的なことを守れば
天国にいける。 守らなければ地獄に落ちるという取引になっていきます。
具体的な例とは あれをしてはいけない これをしてはいけないという戒律や律法になっていきます。
 時とともに 表面にでた戒律を守ることに重点を置いた宗派が出てきますが
主客転倒してしまっていますので 真に哲学をする人たちは 迫害されることになります。
また、人を統率することができますので 政治にも利用されました。

 見えないもの それは神であったり 人のこころであったりしますが
神がいると信じるということ 愛していると言う人のこころを 信じるということ
そのことはみんな 自分のこころを信じるということのような気持がします。
「わたしはあなたを信じます」ということは「あなたを信じるわたしを 信じます」
全ては自分を信じるということから 始まるような気がします。
自分を一番良く知っている 自分自身を偽らないこと。 そのわたしがあなたを信じます。
他人に「あなたを信じます」 といわれたら それに恥じない行動を取ろうとするものではないでしょうか。
人に信じられないような行動を取っていても 悔い改めようと思うものなのではないでしょうか。
そうやって 信じるこころが ひろがって行くような気がします。
そして 自分が自分自身を許せないような罪を起こしてしまった場合
誰かに「あなたを信じます」と いってもらえることで救われるのではないでしょうか
また 自分を信じられるようになれるのではないでしょうか。
 そんなことを思いました。

2001.11.11