--- あなたは偽れない(11月18日) ---

誕生花は
鉄砲ユリ

花言葉は
あなたは偽れない

 鉄砲ユリは、英名をイースターリリーといって、欧米ではイスターや冠婚葬祭には
なくてはならない花だそうです。原産は日本で、欧米に渡ったのは近年のことですが、
もともとヨーロッパでは三つの花弁をあしらったユリの花の紋章が
「信仰・希望・愛」をあらわすということもありますので、とても良い香りがし
イースターの頃に咲く 純白で清楚な鉄砲ユリがぴったりだったということなのかもしれません。

 イースターとは、イエス・キリストがゴルゴタの丘で十字架に架けられた後に復活したことを
お祝いするものです。処刑された後埋葬されたイエスの墓は空になり、マグダラのマリアや
多くの弟子達の前に現れた後天に昇って行きます。そして、予言した通り神の右側に座り
天から人々を見守るようになりました。

  鉄砲百合そのものの清廉潔白さはもとより、キリストの復活のお祝いに使われる花ですから
「あなたは偽れない」という花言葉になったのもうなずけます。

 人間が生きていく上で必ず「相対(あいたい)するもの」というものがあるような気がします。
「自分」というのは「他人」があってこそ「自分」というものがあるといいますか・・。
何もないところに腕を突き出しても 何も感じません。
ということは自分が存在していることも確認できません。 そこに壁があれば
作用反作用の原理で 自分自身も確認ができると言えば わかりますでしょうか・・。
自分がかかわり合うもの全てが 鏡のような気がします。清らかなものの前では
自分の汚(けが)れを恥ずかしく思います。自分も清らかでありたいと思います。
清らかなものを知らないときは 自分の汚(けが)れに気が付きません。
 美術品の最高の鑑定士になるためには 小さな頃から本物だけを見ることだそうです。
本物しか見ていないから 偽物がわかるのだそうです。

 偽りの中で暮らしていると それが偽りなのかどうなのかわからなくなってしまう。
その偽りがいつしか 本物のような気がしてしまう・・・。哀しいことですね。
でも、その偽りは他人が暴くことではないと思います。
本人が偽りだと気が付かなければそれは真実なのですから・・・。
他人の偽りに気が付いた時、自分自身を省みて偽りがないだろうか考えてみたいと思います。
自分自身に偽りがなくなったとき 相対する他人にも偽りがなくなるのではないのかな
と そんなことを思いました。

2001.11.18