2月11日

今日の花:大犬のふぐり(オオイヌノフグリ)

花言葉:忠実


photo hana
 春の野に咲くとても可愛らしい花なのに、とても残念な名前と言ったら殿方に怒られますでしょうか。漢字で書くと「大犬陰嚢」となります。2つ並んで付く実がそれに似ているからなのだそうです。
 Veronica persicaという学名がありますのでベロニカと言いたいところですが、ベロニカは同じゴマノハグサ科クワガタソウ属の総称でトラノオのような花が園芸店では売られています。persicaは桃ですので、桜草に対抗して桃草とか、桃太郎草なんていうのも可愛いと思うのですが、やっぱり桃と名をつけるには桃色の花じゃないとピンとこないかもしれませんね。
 Veronicaは、聖女ベロニカのことで、ゴルゴタの丘へと向かうイエス・キリストへ、布を差し出した女性です。ベロニカが差し出した布でキリストが顔を拭くと、そこにキリストの顔が写し出されたということです。でも、ベロニカというこの名前は、vera icona(真の像)という言葉からつくり出されたのです。聖顔布の伝承が人格化されたということですね。

 今日の花言葉「忠実」はこの、vera icona(真の像)からきているのかもしれません。少しの誤りやいつわりもなく正確に写し出すこと。それはとても難しいことなのだと思います。でも、ものごとを伝えるには、主観や思惑を入れずに伝えることが重要です。判断するのはその伝えられた側であるのですから、その中間に立つものが忠実でなければいけないとわたしは思います。公の情報伝達機関、新聞やテレビなどは、vera iconaの精神を持って報道して欲しいなと思いました。

2002.9.19