2月2日

今日の花:キバナルピナス

花言葉:空想

photo 植物園へようこそ
 学名のLupinusは、ラテン語の狼(lupus)という意味に由来していて、
luteusは、黄色のという意味があります。
なぜ狼という名前がついたかというと、どんな荒地でも狼のように養分を吸収し
元気に育つからだそうです。
狼のように貪欲に荒れた土地からも養分を吸収するというところですが、
実は荒れた土地の養分を吸い尽くすのではなく、少ない養分を吸収して蓄えるので、
花の咲いた後畑にすきこんで、緑肥となるんだそうです。また、マメ科の植物なので
空気中の窒素を、窒素肥料として固定してくれる根粒菌と共生しているので、
荒れた土地を回復してくれる植物なのだそうです。
 別名をフジに似た花がさかさに立って咲くのでノボリフジ(昇藤)とか、タチフジソウ(立藤草)
葉が鳥の羽で作った団扇のようなので、ハウチワマメ(羽団扇豆)と呼ばれたりします。
 キバナルピナスはルピナスの仲間の中では、先立って早春に咲きます。
蝶のようなかわいい花を上に上にと咲かせていく様子は、希望を胸に抱いた空想好きの
女の子のようです。そんなところから今日の花言葉「空想」があるのかもしれません。

 空想好きの女の子と言えば、わたしが思い出すのは「赤毛のアン」です。
「赤毛のアン」はアンが大人になって、その娘リラのお話まであるシリーズで
少女の頃読んだかたはたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
わたしは、本の中に出てくるホームメイドのお菓子がいったいどんな味なんだろうかとか、
アンの住む町はどんな町なんだろう、グリーンゲイブルスや、恋人たちの並木道とか、
学校、ダイアナの家への道など、頭の中に地図を作ったり、いろいろな空想をして
読んだ覚えがあります。
本の中のアンだけでなく読者までも空想好きにしてしまう素敵な本でした。
 少女のころ思い描いた空想は、大人になってどれだけ実現しましたか?
実現しなくても思い出すとほんわりとこころに羽を取り戻してくれるような気持がします。
 空想は、大人になって養分のなくなった畑のように、カチカチになったこころに
ふんわりと空気をいれ肥料をつくり出してくれるルピナスのようなものかもしれないと
そんなことを思いました。

2002.2.26