2月25日

今日の花:ジャコウバラ

花言葉:機知に富む美しさ


 ジャコウバラは、麝香薔薇、ムスク・ローズといって、1月27日のムスカリでご紹介した麝香に似た濃厚な香りを持つバラです。
 バラの種類は1万9千種以上といわれていますが、そのほとんどは演芸品種です。そしてその園芸品種の原種は約250種、そしてその元はたったの8品種なのだそうです。
 バラというと、色がよくて、大きくて、香りのよい豪華な花という印象がありますが、それらはきっと、原種のそれぞれの花の特性の良いところを受け継いでいるからなのでしょう。

 お花屋さんに近頃は花のバイキングのコーナーがあったりして、バラが安価で手に入ります。そのときに気が付きますが、香りのするもの、しないもの。花も大きなものがひとつついているものや、スプレーバラのようにたくさん花をつけているもの。様々です。
 香りがしないからといって劣っているわけではなく、花が小さいから劣っているというわけでもありません。この多様性の時代に相応しく、花も多様化しているのだと思います。
 病院へのお見舞いに、華やかなバラは病室を明るくするかもしれませんが、あまり香りがするのもどうかと思いますし、狭い病室に大きな花よりも、華やかさのあるバラだけれど小ぶりのものが相応しいということもあります。
 また、ちいさなかわいらしいお嬢さんへのプレゼントには大輪の香りの強いバラの花束は似合いません。小さな「レディ」として認めていることの証としては、バラが相応しいと思いますが、スプレーバラでお嬢さんの顔の大きさくらいのブーケで、そのブーケに顔を近づけたときに良い香りがする程度の香りの強さのものがいいのではないのかなとわたしは思います。
 もちろん、大人の女性の祝賀会などには、その女性の雰囲気にもよりますが、大輪のその会場中がバラの香りで満たされるような大きな花束を贈る紳士には一目置かれることと思います。

 「機知に富む美しさ」その場に相応しい行動にプラスして、その場を和らげるウィットを持った人。そのような人は素敵だなと思いました。

2003.11.21