2月29日

今日の花:蓬(ヨモギ)

花言葉:幸福


photo 植物園へようこそ
 ヨモギは、よく土手などに見られ、春の若葉を摘んで草餅にしたり、ヨモギ酒やヨモギ風呂、せんじ薬にしたり、茎や葉の裏の毛を集めて乾燥させて「もぐさ」を作ってお灸にしたりする身近な野草です。
 古くから食用や薬用に使われていて、特に、桃の節句には菱餅、端午の節句には草餅にして子供の成長を願ったりしています。また、菖蒲とヨモギを頭につけたり、屋根に飾ったりして無病息災を願う風習が残っている地方もあるそうです。これは、香りが邪気を祓うからなのだそうです。

 今日の花言葉「幸福」。つまり、不自由や不満もなく、心が満ち足りていること。人間は、便利な物を使うと、それがないと不自由さを感じます。そして、他人が持っている物を自分が持っていないと不満を感じます。そして心が満たされません。それは、現在に限ったことではなく、いつの時代もそうだったのだと思います。現在の自分が居る状態に満足できず、何に対しても感謝のこころがわかずに、いつもこころが餓えている状態。どんなに便利で高価な物を手に入れても、それでは幸福とは言えないでしょう。

 ある方の講演を先日聴きました。アジアのある貧しい国では、少女たちが売春をしてその日の家族の糧を得ているのだそうです。私たちのほとんどは、身を売らなくても他の手段で働けばいいと思うでしょう。でもそれは、「パンがなければケーキを食べればいい」と同じことなのです。そしてその少女たちを不幸だと思うことでしょう。でも、身を売ることができて、弟や妹に食べさせるパンが買えた日は少女は幸福なのです。弟や妹に食べる物をあげられなかった日は不幸なのです。日本にもそのような時代はありましたが、現在の日本にそのような少女はいるのでしょうか?自分のための有名ブランドのバックや時計を手に入れて、その日こころ満たされて眠っているのでしょうか?

 幸福とは、こころの持ちようなのですね。今の状況に感謝することができるかどうか、できないのは、邪気の性なのでしょう。邪気とは、勝手に入ってきて、そう簡単には取ることが出来ない自分にとっての最大の敵なのだそうです。その敵を祓うのがヨモギということなのですね。
 さて、ヨモギを頭につけたら邪気が祓われると、そう簡単なものなら良いのですが、私たちの最大の敵はそんなものではないようです。でも、「病は気から」と言う「気」は邪気なのだそうです。体調がおかしくなればこころもおかしくなってくるのは誰もがこころあたりのあることでしょう。せめてそのような邪気を体に入れないように体調管理は万全にしなくてはと、そんなことを思いました。

2006.12.12