2月6日 今日の花:カランコエ 花言葉:たくさんの小さな思い出 |
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カランコエは、小さな美しい花をたくさん咲かせます。 その姿が、今日の花言葉「たくさんの小さな思い出」になったのかもしれません。 誰にでも、小さな思い出はたくさんあるかと思います。 一つのちいさな思い出が引き金となって、次から次にいろいろなことを思い出して ちょっと切ないような思い出でも、昔の自分を抱きしめてあげたいような、 そんな気持になってこころが暖かくなるような時はありませんか? 苦しかったり、悲しかった思い出は段々と薄れていくのに ちょっとしたことでも楽しかったこと、嬉しかったことは、 ふんわりとボカシのかかった写真のように、やわらかい暖かい思い出として 残っているのですね。 それはなぜなんでしょう。思い出したい思い出だからなのかもしれません。 学生の時、何かを覚えるのに反復練習したのと、覚えようという意志があるかないかの違いで 同じなのかもしれません。 カランコエは、多肉植物なので茎や葉に水分や養分を貯めますので、 渇くまでは水遣りをしないほうがいい植物で手がかかりません。 そのかわり、花がらをマメに取ってあげないと、 横の蕾に養分がまわらなくなってしまうので、花が長続きしません。 次から次に花を咲かせて、長い間楽しむためには、花がらは潔く取り除くのです。 思い出も同じようなものなのかもしれません。 過去のことにこだわって、いつまでも養分を与えてしまっては 根腐れしてしまって花が咲きません。 ポツンと思い出したちいさな思い出、それをさらっと微笑んで楽しむ。 そんなふうにできたなら、今この時も楽しく過ごせ、そしてそれがまた 楽しかった思い出となってポッ、ポッ、ポッといつか湧き出てくるような そんな気持がしました。 |
2002.3.8