3月4日

今日の花:レンゲソウ

花言葉:私の幸福


photo hana
 今日の花言葉は「私の幸福」。花は蓮華草となればやはり、「手に取らで やはり野に置け 蓮華草」でしょう。2月27日の「謙虚」でも書きましたように、江戸時代の俳人・滝野瓢水が知人が遊女を身請けしようとした際に、いさめて詠んだそうです。

 今ではあまり見られませんが、私の子供の頃には、稲のない春の田んぼにはどこも一面にレンゲソウが咲いていたものでした。
 植物が成長するためには窒素が必要で、ほとんどの植物は土の中の窒素化含物を根から吸収するのだそうです。ですが、レンゲソウには根に根粒菌が入って、窒素ガスをアンモニアに換えてくれるのだそうです。つまり自分の体の中で栄養が作り出されるということです。こうしてレンゲソウに栄養を蓄えさせておいて花が終る頃、土と一緒に耕して田植え前の肥料にするのだそうです。昔は化学肥料がなかったのでレンゲソウを撒いたのだそうですが、今は化学肥料よりも自然の緑肥のほうがいいということで見直されているのだそうです。

 田んぼ一面のレンゲソウはほんとうに綺麗です。一本でも蓮の花に似て可愛い花ですが、小さい花ですし群れて咲いているほうがレンゲソウの本来の美しさなのだと思います。ですから「手に取らで やはり野に置け 蓮華草」ですね。
 今日の花言葉「私の幸福」。幸福ってなんでしょう?2月29日の「幸福」でも書きましたが、幸福はひとそれぞれ。それぞれの状況でこころ満たされることを作り出せること。それが幸福なのではないのかなと思います。
 レンゲソウは、まだ命のあるうちに土に梳き込まれて肥料となってかわいそうのような気がしますが、根粒菌と共に生きて栄養を蓄え、枯れる前に土の栄養となることが、レンゲソウの幸福なのかもしれないと、そんなことを思いました。

2006.12.15