6月26日

今日の花:ライラック

花言葉:思い出


photo 植物園へようこそ
 ライラックは、リラとか、ムラサキハシドイと言われます。リラはフランス語なんだそうです。

 小さな頃、白い小さな花が集ってボンボンのように咲いていた木。あれはリラと教わっていたのだけれど、ムラサキハシドイ?紫なの?と思いましたら原種は青紫色なんだそうで、ヨーロッパで品種改良され白花が作られたそうです。
 でも、ホームページでライラックを捜すとほとんどが紫色なんですね。そう言えば、ライラック色といえば薄い紫で、ライラック=リラと知っていながらライラック色が紫と理解していて、今までなんの疑問も持っていなかったわたしはいったいなんなのでしょう(^^;;

 いい匂いがしたような気がしますが、クチナシと同じ時期に咲いたようで庭はリラよりもクチナシの香りが勝っていました。だからわたしは、リラといえば、小さな星のような可愛らしい白い花を集めて遊んだという記憶のほうが強いのです。
 わたしにとってそんな思い出の木なので、渡辺淳一さんの『リラ冷えの街』を読んでも白い花だと思いこんでいたのですが、作者は何色のリラを書いていたのでしょう。本の中にきっと書いてあったのだと思いますが、活字中毒のように次から次に読み続けていた頃のことで記憶がありません。今では、作者と題名が関連ついているだけで内容もなにも忘れてしまいました・・・。
 彼の一連の作品が好きでした。北海道という舞台。恋物語。とてもおしゃれな背景。どろどろっとした中年の恋をどろどろっとではなく、さらっと書き上げていたようなそんな気持がします。でも・・・話題作となった『失楽園』あれは・・・少し違ったような気持がします。また、映画やテレビで性的描写が必要以上にクローズアップされたのも、わたしが彼の作品から遠ざかる原因になったのかもしれません。

 『リラ冷えの街』もう一度読んでみようか・・・。読み手の私が変わったから、同じ作者の本が変わったように思えたのかそれとも作者が変わったからなのか・・・。何よりも、リラが何色だったのかそれを知りたいような気もする。わたしの中では、ライラックは紫、リラは白であって欲しい。今までそう思っていたことを、それをわざわざ掘り起こして検証することもないか・・。
 紫の可能性が高いとおもえるデータが集れば集るほどそう思う。思い出ではないけれど、思い込みは思い込みのままでいい時もある。そんなことを思いました。

2002.6.28