7月15日

今日の花:河原撫子(カワラナデシコ)

花言葉:可憐


photo hana
 カワラナデシコは、別名を「撫子」「大和撫子」といい、花の美しさを称える秋の七草の一つです。なぜ「大和撫子」なのかと言うと、中国から渡来した「セキチク(石竹)」という花が「カラナデシコ(唐撫子)」と呼ばれるのに対して、日本古来からある花なのだからだそうです。
 良く似た花なのですが、比べてみると一枚一枚の花びらの先の裂け具合が、切れ込みが深く、細く柔らかく繊細なのが、カワラナデシコつまり「大和撫子」です。
 
 大和撫子と言えば、日本女性の楚楚とした美しさを称える言葉ですが、大陸の女性がそうではないということではないのだと思います。
 平安の時代に海を渡って日本に来た女性。例え身分の高い女性であっても、そのような冒険に立ち向かってこようと思い、成し遂げた女性は、使命をまっとうするために、長い裳裾を引きずっているわけにもいかず、裾を短くし闊達に歩く姿は、宮中の御簾を下ろした奥深くにいる姫たちとは違った魅力があったことでしょう。そんなところが、どちらも美しい「大和撫子」と「唐撫子」の違いなのかもしれません。
 
 平安の時代と違い、世界にはばたいている多くの大和撫子たちは、異国の人々にどんな印象を与えているのでしょう。異国にいるのだからこそ、日本という国に誇りを持ち、文化を伝え、我は大和撫子なりと、立派に活躍して欲しいものだと、そんなことを思いました。

2002.7.30